ホーク・ヴァレンシナ
「ぐっ……覚えてろよ、あの善良系●ッチめ……」
根無し草の元コソ泥。何かとがめつい。そして素早い。
スリをすることで生計を立てており、地元ではかなり悪名高かった。
とある日、いつものように獲物から盗みを働いて良い稼ぎになった……はずがアッサリ捕らえられてしまう。
それからは根性叩き直してやると言わんばかりに半ば無理矢理行動を共にさせられてしまう。
彼が善行を行っていることに当初は何か裏があるのではと勘ぐっていた人々も、次第に彼の働きぶりを評価しつつある。
彼は幼い頃に捨てられた。
彼は自らの価値を卑下し、絶対の価値を持つ"それ"に執着をし始めた。