サングィス ・ エディトリクス
「この偉大なる吸血鬼が人間に屈するなどあるわけがないわ!」
現代に生きるナウでヤングな吸血鬼(本人談)。
本名は妙に長くて呼びにくいのでサンディと呼ばれている。
陽気で人当たりも良いアホ。高慢ちきでたまに煙たがれるのを除けば概ね周りの人間とも友好的に交流できている。
人間との共存を選んでいるため、血はあくまで嗜好品に分類してるらしい。普段の食事は人間のそれと同じだが、突っかかってきたゴロツキからたまに血をいただくこともある他、旅の仲間から血をもらうこともあるとかなんとか。
比較的小柄だが、人ならざる身体由来の膂力には並の人間では太刀打ちできない。
人間からすれば驚異的な力も、彼女の血族の中で言えば弱い。事実、様々な能力が扱えるとされる吸血鬼だが彼女の特筆すべき能力はその膂力と霧への変身程度である。
かつて爪弾きにされるようにはぐれ者となった。彼女自身はしがらみが無くなってラッキー、程度にしか考えてなかったが。
家を出たあとも人外という枷が彼女にとっての向かい風であり、あわや行き倒れの寸前までいったところ、お人好しで物好きな聖職者に助けられる。