シャープ・イクシア
「あ、この装飾の意匠、かわいいですね~。おひとつちょうd…… げっ!イヴ!?」
一国の王女様。
静かに平和に暮らしていたある日、当時は悪ガキに過ぎなかった一人の少女との出会いが彼女の運命を変えていった。
公務はそつなくこなすが脱走癖がある。付き人との追いかけっこも街の名物で、城下町の人からはそれらも含めて愛されている。
弓は元々武道の嗜み程度のものであったが、ある事件を機に本格的に戦闘の経験を積み、今では一流の腕前になっている。
大事に育てられ、模範通りに生きてきた幼い彼女は、外の世界に憧れていた。
たまたま自室の近くで遊んでいた同い年の少女と出会い、初めて〝悪いこと〟をした。
初めての〝悪いこと〟は彼女に多くの感動を与え、後の人生に多くの影響を与えることとなる。
そのきっかけとなった少女とは、今も近しい立場で関わりがある。